動物介在活動

人とペットの共生社会の必要性 ~動物の力~

 近年、いじめ問題・自殺問題・DVなど増加し社会問題となっています。
動物を「いのちのある教育のツール」として生かし、教育の質及び学習意欲の向上を目的に行われる教育を「動物介在教育」と言います。

家庭内教育に動物の力を! (幼少期~青年期)
家族の一員として迎える事により学ぶ事も多く不規則な生活リズムから責任感を養い、人として必要な人格形成を重ね成長します。家族間のコミュニケーションにも繋がり、動物も子育てと同じように対応する能力も必要とするため、お世話は親子一緒に、家族全員で協力する事が必要不可欠になります。


ストレス社会から癒しの存在へ (青年期~中年期)
社会人になると、世間と広く関わる事が増え、ますます激しくなる競争社会・管理社会の中で現代人は多くのストレスを抱えます。最近では「こころの病」にかかる人も増加し、要因として人間関係・仕事・睡眠不足・PCやスマホ等の依存からなる孤立。
ペットと触れ合う事でオキシトシンというホルモンが分泌、別名「幸せホルモン」「癒しホルモン」とも言われ、幸せな気分を高めるセロトニンや、やる気が出るドーパミン等のホルモン分泌を促します。最近の研究ではオキシトシンが直接血管に作用して血圧を下げることも判明している。このオキシトシンは私達、人間だけでなく、ペットにも分泌されます。

生活パートナーの存在  (中年期~高年期)
少子高齢化や核家族化が進み、独り暮らしをする単身者・高齢者も増加傾向です。さみしさや孤独を紛らわせるためにペットと生活し、自分で守らなければならないペットの存在は高齢者の生きがいにもなり「フレイル予防」にもつながります。

動物を通じて共感する家族とのコミュニケーション
 乳幼児のいるご家庭では、育児と家事で手が回らない、、というご家庭が多く、「動物と暮らす」事は「手がかかる事が増えて大変そう」と思われます。特に子供に時間を費やす事が生活の中心となり、「世話をする時間がない」と言われますが、働き世帯こそ動物との暮らしが大切で、その理由としては、育児ストレスを大きく感じる母親のストレス緩和・動物を通じた共感と相手を思いやる優しさを育むことに関わります。
 核家族化が進んだり、ひとり親世帯により育児で疲れ切った人も多くいます。「ペットと暮らす事で子供の目線や注意が動物に向き、親としての精神的ストレスが緩和される事も多くあります。
 3~6才頃の年齢は人間らしくなる過渡期ともいわれ、その期間に優しく接する事の大切さを経験しなければ、大人になっても人にやさしく接する事ができないと言われています。子供は動物を見え、小さくて弱いものだから守らなければならないという使命感、優しさが芽生えます。家族で動物の世話を一緒にする事で、子供にとっても親にとっても優しくなれる時間を持つ事が出来ます。子供が欲しいといったからお世話は子供に。。というご家庭もありますが大人の協力が必要不可欠となります。家族みんなで協力してペットとの暮らしを楽しみましょう。
 中年期以降から動物を迎えるにあたり、先の事を考慮する必要もあります。
少子高齢化や核家族化が進み、子育ても落ち着き一人暮らしをする単身者や死別等により独り身となる高齢も増加傾向です。寂しさや孤独を紛らわせるためにペットと生活し、自分で守らなければならないペットの存在は生きがいにもなり「フレイル予防」としても効果が現れます。
フレイル要因
身体的要素:サルコペニア・ロコモティブ・シンドローム
精神的要素:うつ・認知症
社会的要素:孤独・閉じこもり
期待出来る予防効果⇒適度な運動・規則正しい生活・責任感・生活にハリが出る・コミュニケーション

 一方で、迎え入れる際の自分の年齢や体力・経済力も視野に入れて「終生飼養」が可能か考慮し、入院や介護生活になった場合も想定しておかなければなりません。
迎え入れるペットのサイズ・ペットが必要とする運動量の把握・迎え入れるペットの年齢・自身でお世話が出来なくなった場合に備えて、安心してペットを託せる人を決めておく
 以上の事が必要不可欠となります。